出産予定日を過ぎたら:「過期妊娠」の場合
◆個人差
お産というのは、いってみれば、ママの体と赤ちゃんの体が、
「もう成長したから、お産はOK」というサインを出すことで始まります。
出産予定日は、あくまでも目安です。
赤ちゃんの成長の速度には個人差があり、
出産予定日より早く産まれることもあれば、
遅く産まれることもあります。
◆予定日を過ぎたら
出産予定日を2週間以上過ぎてもお産が始まらないことを「過期妊娠(かきにんしん)」といいます。
2週間以上過ぎるとは、つまり、妊娠42週以降ということですが、
特に、はじめてのお産の場合は、トラブルが生じやすくなるので、
検査をするのが普通です。
出産予定日までは週に1度の健診だったでしょう。
しかし、妊娠42週を過ぎたら、1週間以内に健診をするのです。
ここでする健診は、分娩監視装置を使って、おなかの張り具合を調べたり、
赤ちゃんの心音、胎動などを確認します。
また、尿のなかのホルモンを検査したり、
胎盤機能の様子を確認したり、
羊水の量を調べたりします。
◆胎盤機能
胎盤というところは、赤ちゃんに酸素や栄養を届ける器官です。
この胎盤は、妊娠42週にもなると、だんだん機能が落ちてくるのです。
また、妊娠42週以前であっても、
胎盤機能が低下している場合もあります。
いずれにしても、そういった場合には、
早めにお産をすべきと判断し、陣痛を誘発することがあります。
場合によっては、帝王切開になることもあります。
妊娠予定日を過ぎてから無事出産する妊婦さんはいくらでもいます。
だから、あまり心配することはありません。
ただ、いつもの体調と異なることがあったら、すぐに受診すること。
◆予定日を過ぎると大きな赤ちゃんに?
出産予定日を過ぎるということは、
それだけおなかにいる時間が長いということです。
すると、長くいた分だけ赤ちゃんは大きくなるのでしょうか?
そんなことはありません。
むしろ、胎盤機能が低下するので、
酸素や栄養が届かなくなる心配があるくらいです。