出産の姿勢:望ましい姿勢とは

出産の姿勢:望ましい姿勢とは

◆デメリットもある、仰向け出産

 

一度は耳にしたことがあるでしょうが、
近年、「アクティブバース」とか「フリースタイル出産」という言葉が出てきました。

 

出産といえば、昔は、自宅でするものでした。
それが、今では、病院ですることがほとんどです。

 

昔の人たちは、周囲の経験者の声を聞きながら、
めいめい産みやすい姿勢で出産をしていたのではないでしょうか。

 

それが、病院で出産することが当たり前になり、
お産が、医療と同じ様なものになってきたのでした。

 

仰向けになって、分娩台で出産。

 

このスタイルだと、緊急の場合にも、すぐに処置ができます。

 

けれども、妊婦さんの立場に立つと、
分娩台で仰向けになるスタイルは、かなりつらいものです。

 

仰向けになると、大きなおなかが血管を圧迫し、血流が悪くなります。
すると、ママ自身の血流だけでなく、赤ちゃんの血流にも影響してきます。

 

また、赤ちゃんは下を向いているのに、
なんだか、引力に従わない姿勢でもあります。

 

 

◆自然な姿勢で

 

「どんな姿勢で出産するかは、それぞれの女性が自由に決めるべき」
これは、WHO(世界保健機関)の提言です。

 

近年、こうした流れを受けて、病院の分娩台が変化してきています。

 

まず、座った姿勢でも出産できるタイプのものが増えてきました。
この姿勢での分娩を「座位分娩(ざいぶんべん)」といいます。

 

この座位分娩がさらに進み、
「フリースタイル出産」とか「アクティブバース」といったものに進展してきました。
これらは、自分の好きな姿勢で陣痛を過ごします。
そして、自分が産みやすいと思う姿勢で出産するのです。

 

こうした出産に最初に取り組んできたのは、助産院などでした。
やがて、一般の産院でも、
必要以上の医療行為を行わず、
人間が本来持っている自然なスタイルの出産をサポートするようになってきました。

 

リラックスした姿勢でいれば、筋肉の緊張がほぐれます。
そのことによって、お産がスムーズに進行し、
無理ないきみをかけなくてもすむのです。