出産の痛み:どんな種類の痛みですか?

出産の痛み:どんな種類の痛みですか?

◆いろんな痛み

 

お産の痛みにはいろいろありますが、
いちばん大きなものといえば、やはり陣痛の痛みでしょう。
そもそも陣痛というのは、子宮が収縮することにともなって出てくるものですが、
収縮しているときは子宮の筋肉が縮んでいて、
それを痛みとして感じているのです。

 

ほかには、赤ちゃんが産道を下がっていくときに、
周囲の筋肉や骨、臓器などを圧迫する痛みがあります。

 

また、子宮口や膣が開かれていく痛み、
会陰の皮膚が薄く伸ばされる痛みなどもあります。

 

実際のところは、こうしたさまざまな痛みが同時に起こっているから、
それぞれの痛みに明確な区別がつかず、下腹部全体が痛いように感じるのが普通です。

 

なかには、お産の痛みを、下腹部ではなく、腰のあたりに感じる人もいます。
これは、子宮の筋肉が収縮すると、腰の神経が刺激されるからです。

 

 

◆本当につらい時間は短い

 

お産の痛みは、お産が終わるまでずっと感じ続けるものではありません。
痛みは少しずつ増し、ピークを迎え、赤ちゃんの誕生とともにいったんなくなったあと、
胎盤娩出からくる軽い痛みが再開します。

 

痛みのピークは、子宮口が全開大にさしかかる頃でしょう。
多くの経験者がそうこたえています。

 

このころは、痛みとともに、いきみ感をがまんしなければいけない頃でもあって、
つまり、2重のつらさを感じていることが多いからでしょう。

 

個人差はありますが、このもっともつらい時間は、1時間前後のようです。

 

もっとも、突如としてこうした痛みが襲ってきたら、もうたまりませんが、
実際には、痛みは徐々に強くなっていきます。
だから、子宮が全開大になるころには、ずいぶん慣れてきているはずです。
それと、ある種の病気に見られるような、終わりの見えない痛みとは違って、
お産の痛みには必ず終わりがあります。
しかも、赤ちゃんという最高のプレゼントとともにです。
だからこそ、ママたちは、こうした痛みにも耐えられるのです。