妊娠中期・妊娠6ヶ月:「アレルギー」
◆アレルギーは、必ず発生するとは限りません
人間の基本的な特性として、
体内に入ってきた異物の侵入を食い止めよう、とする働きがあります。
こうした働きは、本来、人間にとって有益なものなのですが、
ときには、何でもないものまで「異物」としてとらえてしまい、
結果として、自分の体を傷つけることがあります。
これを、アレルギー反応と呼んでいます。
例として、「卵アレルギー」というのがあります。
普通の人は何のこともなく卵を食べますが、
「卵アレルギー」のある人にとっては、
卵が体内に入っただけで、すぐに追い出そうと
体が、過剰に反応してしまうのです。
このような体質は遺伝することが多く、
そのため、
自分自身がアレルギー体質のママやパパ、
また、自分の家族にアレルギー体質の人がいる場合に、
生まれてくる赤ちゃんもアレルギー体質になるのではないか、
と心配してしまうのです。
確かに、一般的には、体質というのは、親から子に受け継がれるものです。
でも、必ずしも、すべての体質が、そのまま受け継がれるのではありません。
◆アレルギー症状は、年齢とともに変化を
そもそも、アレルギー性疾患の症状は、
年齢と共に変化していきます。
生後、まだ幼い頃はアトピー性皮膚炎、
それから、気管支ぜんそく、
3歳くらいになるとぜんそくの発作、
さらに大きくなってアレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎、
といったところが代表的な症状でしょう。
アレルギーが発症する場合、
常に、上のような順序をたどるわけではなく、
中途で完治してしまう場合も多くあります。
◆食物制限は、自己判断では行わない
ママのなかには、アレルギーを恐れるあまり、
牛乳や卵などをいっさい摂取しないようにしている人もいます。
でも、そんなことでは、赤ちゃんが必要な栄養素を受け取れなくなってしまいます。
むしろ、ママが心がけるべきなのは、
同じ食品ばかり取らないで、バランスのいい食生活をすること、
インスタント食品は控えめにすること、
といったことでしょう。
※※※インスタント食品には、防腐剤や酸化防止剤など、わけのわからない
成分が必ずといっていいほど含まれています。
具体的な目安として、
もしもママがアレルギーを持っていて心配な場合は、
牛乳なら、1日400ミリリットル以下、
卵なら2日〜3日に1個、
くらいにしておけば、まず大丈夫でしょう。
あまり食品に過敏になってはいけません。
それよりも、赤ちゃんの住環境に注意した方がいいです。
ほこりやダニがたまりやすいところは、
赤ちゃんが生まれる前にキレイにしておき、
産後も定期的に手入れをしていくように心がけましょう。
◆アトピーの知識
アレルギーの原因となる異物(アレルゲン)が体内にはいり、
短期間のうちに症状を起こすことを「アトピー」といいます。
アトピーは、皮膚炎が有名ですが、
そればかりでなく、花粉症などのアレルギー性鼻炎、
気管支ぜんそく、といったものもアトピー性の疾患です。