妊娠検査薬

妊娠検査薬

◆妊娠検査薬とは?

 

妊娠すると、「絨毛(じゅうもう)という、将来胎盤になる組織から、ホルモンが分泌されます。hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンです。
このホルモンが、尿の中に多量に分泌されるのです。

 

妊娠検査薬は、これを利用します。

 

多くの市販されている妊娠検査薬は、
尿中のhCGの量を調べることで、妊娠の判定をします。
(産婦人科の妊娠検査薬も、仕組みは同じです。)

 

妊娠検査薬を使うには、個人差はありますが、通常、
生理予定日の1週間後以降が目安です。
これより早い時期だと、精度が落ちます。

 

 

◆妊娠検査薬で陽性反応が出たら

 

妊娠検査薬で陽性反応(妊娠のサイン)が出たら、産婦人科を受診して下さい。

 

産婦人科では、やはり尿検査をしますが、
それだけでなく、内診(ないしん)とか、超音波検査などをおこなって、
総合的に妊娠の判定します。

 

産婦人科を受診するのが大切なのは、
尿の中にホルモンが分泌されているときであっても、
それが妊娠の正常な結果であるかどうか、
検査してみないと本当のところがわからないこともあるからです。

 

また、妊娠検査薬を使って、かなり早い時期に陽性の反応が出た場合、
超音波検査の画像でまだ赤ちゃんがとらえられないこともあります。
こうした場合は、判定はしばらく保留となり、
ある程度の時間の経過が必要になります。

 

反対に、妊娠検査薬で陰性(妊娠していない)の反応が出たけれど、
その後、生理が始まらない、といったケースもあります。
こうした場合も、すみやかに産婦人科を受診しましょう。

 

 

◆妊娠検査薬が陽性なのに・・・・・・

 

妊娠検査薬の精度は、近年、かなり向上しているようです。
そのため、間違いなく妊娠だ、という以前に、
妊娠検査薬で陽性反応が出てしまうケースもあります。

 

うまく妊娠しかかっていたものの、
途中でうまくいかずに、結局、流産してしまう場合、
生理予定日をちょっと過ぎた頃に出血することがあります。
これを化学的な流産(ケミカルアポーション)といいます。
これは、いままでほとんど表面化されることのなかった流産で、
本人でさえ、通常の生理だと思っていました。

 

けれども、精度の上がった妊娠検査薬を使うことで、
早い時期に反応があり、
じつは、この化学的な流産(ケミカルアポーション)だった、
というケースが近年出てきています。
つまり、こうしたケースでは、
妊娠検査薬によって陽性反応が出たけれど、
それは流産を感知したのであり、
妊娠ではなかった、ということになります。

 

※※※不妊治療ではhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の注射を受けることがあります。
この場合は、実際には妊娠していなくても、妊娠検査薬で陽性になることがあります。