妊娠初期・妊娠3ヶ月:「HIV検査」・「クラミジア検査」など

妊娠初期・妊娠3ヶ月:「HIV検査」・「クラミジア検査」など

◆必要に応じてそのつど行う検査

 

検査には、健診の度に毎回行われる検査と、
必要に応じて行われる検査とがあります。

 

 

◆妊婦さんの状況に応じて、また、産院によっても違う

 

必要に応じて行われる検査は、
母子健康法で義務づけられている検査ではありません。

 

したがって、どんな検査を行うかは、
妊婦さんの状況によっても違うし、
産院の方針・考え方によっても異なってきます。

 

しかし、共通しているのは、妊娠初期におこなわれるべき、という点です。

 

検査の内容は、当然、主治医から説明があるはずですが、
どんな検査を何の目的でするのか、
納得するまできちんとした説明を受けるようにしてください。
というのも、検査はしたけれど、
問題がなければ、医師の方でも、
くわしい結果説明を省略することがあるからです。
以下は、必要に応じて行われる検査の例です。

 

 

◆子宮がん検査(初診時)

 

子宮がん検査では、
子宮頸部(けいぶ)の細胞をとり、
子宮頸がんの検査を行います。

 

初診時に問題なければ、あとはまず心配ありません。

 

 

 

◆間接クームス検査(妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期)

 

間接クームス検査では、
ママと赤ちゃんで血液型不適合がないかどうか、調べます。
これは、血液型検査において、
ママがRh(−)、パパがRh(+)であった場合に行われる検査です。

 

 

◆HIV検査(妊娠12週ごろまで)

 

HIV検査は、エイズウイルスを持っているかどうかを調べる検査です。
ほとんどの産院で行われています。
自治体によっては、無料健診券が使えるところもあります。

 

ママがエイズウイルスに感染していた場合、
10パーセントから30パーセントの確率で、
赤ちゃんにも感染するといわれています。

 

 

◆トキソプラズマ検査(妊娠12週ごろまで)

 

トキソプラズマ検査は、
犬や猫、鳥などに寄生している原虫に、
ママが感染しているかどうかを調べます。

 

トキソプラズマの感染率はとても低く、
検査しないところが多数派のようです。

 

 

◆クラミジア検査(妊娠24週〜妊娠28週ごろ)

 

クラミジア検査では、
クラミジア・トラコマティスという病原体に感染しているかどうかを調べます。

 

クラミジア・トラコマティスに感染していると、
破水や早産の原因になるからです。

 

ただし、クラミジア検査を行う産院は少数です。

 

 

◆HCV検査(妊娠12週ごろまで)

 

HCV検査は、C型肝炎ウイルスの有無を調べる検査です。

 

C型肝炎に感染していると、
分娩時に母子感染する可能性があるからです。

 

 

◆GBS検査(妊娠24週〜妊娠28週ごろ)

 

GBS検査は、おりものを調べることによって、
ママがB群溶血性連鎖球菌に感染しているかどうかをチェックする検査です。
B群溶血性連鎖球菌は、100人に数人は見られるようです。
しかし、感染率がとても低いため、検査しない産院もあります。

 

 

◆ATL検査(妊娠中期)

 

「成人T細胞白血病」という血液のがんがあり、
ATL検査では、このウイルスがあるかどうかを調べます。
キャリア(感染者)である場合、
授乳で赤ちゃんに感染することもあります。