妊娠初期・妊娠3ヶ月:「アルコールの影響」

妊娠初期・妊娠3ヶ月:「アルコールの影響」

◆アルコールは赤ちゃんにも影響

 

アルコールの分子は大変小さく、
胎盤でとどめることができません。
そのため、おなかの赤ちゃんに血液を通じて入り込んでしまいます。
大人の頭や体がそうであるように、
アルコールを大量に摂取すると、重大な影響があります。
ママが大量のアルコールを摂取すると、
赤ちゃんの身体の発育・頭(精神)の発育に大きな影響を与えます。
発育遅滞はもちろん、顔面形態に異常を起こす「胎児アルコール症候群」という
トラブルを招きやすくなります。

 

ここで「大量」というのは、
ワインならグラス3杯以上、
ウイスキーならダブルで3杯以上、
ビールなら大ビン3本以上、
これを毎日飲み続けるくらいの量です。

 

 

◆思い切ってアルコールを断つこと

 

ごくたまに1杯飲む程度なら問題ありませんが、
けれども、その、少しくらいはいいだろう、というのがくせ者です。
特に、ふだんアルコールに強い、と自負している人ほど、
ちょっとくらい、と思っていながら、しだいに量が増えていくのです。

 

妊娠中に結婚式に招かれたら、ちょっと口をつけるマネをするだけ、
というのが賢明でしょう。

 

他のつきあいで飲む機会があっても、
「妊娠中なので」といって他の飲み物にする慎重さが必要です。

 

なぜなら、たばこ同様、ママの体が心配だからなのではなく、
おなかの幼い赤ちゃんへの影響が問題だからです。

 

お酒を飲む人は、どうしても、自分が酔う酔わないで判断しがちですが、
それは、妊婦さんの場合は間違いです。

 

妊婦さんがアルコールを口にするときは、
赤ちゃんがアルコールを飲むのだ、という認識が必要です。

 

そういう認識があったとして、あなたはそれでもアルコールが飲めますか?

 

 

◆飲んだお酒はすぐ母乳になる

 

アルコールの影響は、妊娠中だけではありません。
出産後も、ママがアルコールを摂取すると、
飲んだ30分〜1時間後には、エタノールの成分が母乳のなかに侵入する
といわれています。
それから、ママの体のなかに常時アルコールがある場合、
母乳のなかのタンパク濃度が減少してしまうことがわかっています。

 

たばこも、アルコールも、
これまではママのストレス解消の重要な手段であったかも知れません。
そういう意味で、これまでの喫煙や飲酒を責める理由は決してありません。
しかし、妊娠し、やがて子育てが始まろうとしているとき、
ママにとってはストレス解消であることが、
おなかの赤ちゃんには毒素そのものになりうることも、これでおわかりでしょう。

 

※コーヒーに含まれるカフェインですが、
1日に10杯、20杯飲むならともかく、
常識的範囲で飲む程度なら、特に問題はありません。