妊娠後期・妊娠8ヶ月:「風邪(かぜ)」を甘く見ない

妊娠後期・妊娠8ヶ月:「風邪(かぜ)」を甘く見ない

◆そもそも、妊娠中は風邪をひきやすい

 

ママの体のなかに「赤ちゃん」という異物を受け入れて育てていくために、
妊娠中は、妊娠前よりも免疫機能が低下しています。
このため、妊婦さんは風邪にかかりやすく、
また、薬を用いることが少ないため、
いったんかかると長引きやすくなります。
最近では、医療技術も進歩しているので、
もしかかってしまっても重症化することは少ないでしょうが、
乳幼児や高齢者と同様、注意が必要です。

 

 

◆風邪をひいたら、早めに受診を

 

風邪のウイルスがおなかの赤ちゃんに及ぼす影響はよくわかっていませんが、
同じウイルス性の病気である風疹(ふうしん)などと違って、
それほど心配することはないでしょう。
ただ、高熱が続けば、子宮内の環境が悪くなりますし、
激しいせきやひどい下痢が続けば、
おなかの張りの原因になる場合があります。
このくらい寝ていれば大丈夫と普段なら思うようなときでも、
妊娠中は早めに受診しておくことが望ましいでしょう。

 

 

◆風邪薬は、赤ちゃんへの影響を考えて・・・

 

風邪をひいたかなと思ったら、栄養のある食事をとり、
水分補給を心がけ、暖かくしてゆっくり休むのがいちばんです。
突然、高熱が出て、全身的な症状が出たときは、
インフルエンザの疑いがあるのですぐに受診してください。

 

ぜんそくなどの持病がある人も、
症状が悪化する前に、早めに受診することをおすすめします。

 

それから、症状が長引き、いつもと様子が違うと感じたときも、
念のために受診しておきましょう。
風邪の症状に似ている「腎盂炎(じんうえん)」
などの病気がかくれているかもしれないからです。

 

妊娠中は、できるだけ薬を使わずになおすのが理想的ですが、
体へのダメージが大きいときは、薬が処方されることもあります。
処方された薬なら、赤ちゃんや妊娠経過に影響のないものを
選んでいるので安心して服用してください。

 

 

◆風邪の予防には

 

1)ふだんから規則正しい生活、栄養バランスの整った食事、
十分な睡眠を心がけること。

 

2)手洗いとうがいはしっかり。
うがいは塩水、紅茶などで行うのもおすすめ。
※※※うがい薬とただの水では、うがいの効果に違いは出ないという報告もあります。
ただの水でもいいから、うがいを習慣づけましょう。

 

3)風邪が流行している時期は、できるだけ人混みを避けて過ごしましょう。

 

4)風邪のウイルスは<乾燥>が大好きです。
室内を乾燥させないように加湿器を置いたり、
塗れタオルを干したりしてみましょう。