妊娠後期・妊娠10ヶ月:「体の変調」に注意する
◆原因不明の出血→病院
出血で緊急性を要するのは前置胎盤によるものです。
胎盤が子宮口をふさぐ位置、または子宮口に近い位置についている前置胎盤の人は、
主治医からも指示が出ているでしょう。
出血があったら、量を問わず、すぐに産院へ向かいます。
内診やセックス後の出血の場合は、しばらく様子を見ましょう。
このほか、原因のわからない出血の場合も、
すぐに産院に連絡し、指示を仰いでください。
◆激痛のともなう出血→救急車で
出血だけでなく、おなかの張りがある場合も要注意です。
切迫早産や早産、常位胎盤早期剥離などが考えられます。
どれもすぐに診察を受ける必要がありますが、
なかでも要注意なのが、赤ちゃんが出てくる前に胎盤が子宮壁からはがれそうになる
「常位胎盤早期剥離」です。
出血量はそうでもありませんが、おなかの激痛があります。
このときは、救急車で一刻も早く受診することが必要です。
ただし、「常位胎盤早期剥離」は、全妊娠の0.5パーセント程度と非常に低いので、
心配しすぎないように。
◆規則的な張り、破水の疑い→受診
出血と痛みが同時にあるときはできるだけ早く産院に連絡し、
診察を受ける必要があります。
張りや痛みだけの場合も、規則的に感じたり、
破水したかもしれないならすぐに受診してください。
持病がある人は、専門医とも連携をとり、
ふだんから緊急の場合どうすべきかをよく話し合っておくことが大切です。
出血や破水した場合は、生理用ナプキンをあて、
病院に向かいましょう。
それまであった胎動が、1日まったく感じられなくなった場合もすぐに受診を。
◆診療時間外の受診
かかりつけの産院が近くの個人産院の場合は、
まず電話で状態を話し、診察してもらえるか確認します。
医師が不在だったり、そこでは見られないという場合、
その時間でも空いている救急病院を探します。
そのまま入院になった場合を除けば、
救急で診てもらったあと、念のため診療時間内に、
かかりつけの産院を受診しておくとよいでしょう。