妊娠後期・妊娠10ヶ月:「遺伝」で気になること
◆受精卵のなかに遺伝情報が組み込まれている
生まれてくる赤ちゃんがパパ似か、ママ似か、とても気になるでしょう。
色が白いか黒いか、背が高いか低いか、
目は一重か二重か、というような体の特徴の遺伝情報は、
ママの卵子とパパの精子が受精してできた、
たった0.2ミリの受精卵のなかにすべて組み込まれています。
そして、それがどう出てくるかは生まれてからのお楽しみです。
◆環境による影響も
「あの人は感性が豊かだ」、「あの人は頭が切れる」というようなことは、
遺伝情報によるものというよりは、生まれ育った環境と言えるでしょう。
こんな子供に育って欲しいという周囲の願いを込めて赤ちゃんに接し、
そうしたなかで生まれた才能を伸ばしてあげてきた結果なのではないでしょうか。
「トンビがタカを生む」ということわざもありますが、
これも、遺伝子の突然変異などということではありません。
やはり、環境や本人の学習によって能力が大きく花開いたものと思われます。
ただ、特有の病気などが子供に伝わる心配のある人は、
専門の相談機関もあるので、まずは主治医に相談してみましょう。
◆遺伝のアレコレ
1)体が大きい、小さい
体の骨をどのくらい成長させるかは、遺伝子が情報を持っています。
ただ、遺伝子ばかりではなく、
骨を成長させるためのスイッチが入ったり、入らなかったりということがあり、
これは、たとえば運動量や栄養状態などによって変わってくると考えられています。
2)髪の毛が薄い
遺伝的な観点からいえば、これは劣性遺伝。
つまり、表には現れにくい遺伝と考えられます。
おじいちゃんの髪が薄いから必ずしもお父さんが薄い、
息子が薄い、ということでもありません。
3)お酒に強い、弱い
これはアルコール代謝に関する遺伝子が、どう現れているかによります。
両親だけでなく、その親(おじいちゃん、おばあちゃん)からも
どんな組み合わせの遺伝子がやってきたかによって違ってきます。
4)きょうだいで顔が全然違う
親自身、2セット、23対の染色体を持っています。
子供には4セットのなかからの組み合わせが伝わるのですから、
いろんなパターンが出てきます。
にていなくたって、ちゃんときょうだいです。